山を歩くことが好きになり、どれだけ多くの山を歩いたことか。
思い返してみてもはっきりとはわからない。はっきりしているの
は金剛山で、ここだけでも655回。マレーシアのキナバル山は2回。
内外の山々をまとめれば、たぶん延べ1000山を超すことだろう。
中国最奥地の静寂。ボコダ峰を目指して湖を渡り、川を越え、草原を歩き、岩だらけの丘を登り四日目に着いた先に氷雪を冠る峰の麓につきました。
緑濃いブナ林。大都会のすぐ近くに春は若葉、夏は涼風の緑陰、秋は紅葉のグラデーション、冬は樹氷と思わぬ積雪。四季を通じて野鳥のさえずり。
ローズピークの尖峰。マレーシアのボルネオ島にある熱帯雨林のなかの独立峰。夜明け、頂上を目指す。氷河の遺跡が残る大岩盤。先鋒がすさまじい。
最高峰。山歩き人あこがれのエベレスト街道。天井の楽園のような景観を眺めつつ荷運びのヤクとともにテント泊しながら進みます。
奥地にあるボゴダ峰を目指し、草原でテント泊したり、湖を小さい舟で渡り、流れの早い渓流は馬の背にまたがり、ガイドに抱きついて渡渉しました。
金剛山の千早園地に向かうシャクナゲの道には、春になれば、斜面がフクジュソウや雪割草などのお花道になります。クリンソウの群生地もすぐ近くにあります。