日々雑感

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13.2.27 (水)

 TPP

 23日安倍首相はオバマ大統領との会談?を終えた。そして共同声明を出した。どうやらTPPに参加する雰囲気。
 以前にもTPPについて書いたが その後調べてみると、非関税分野の障壁の撤廃が危険だと言う事。保険とか医療とかの分野で問題だそうだ。
 これに絡んでISD条項がある。米韓FTAで韓国では大きな問題になった。 それともう一つラチェット条項というのがあって、間違いだと分かって修正しようとしても戻すことを禁ずる規定。
 この2つの条項が日本をアメリカの属国から現代版の植民地にしてしまう恐れがあるらしい。
 これらの条項についてはマスコミは何も言わない。TPPに参加すると日本が食い物にされてしまう。また国民皆保険が無くなる恐れがあり、みんな平等に医療を受けられなくなるかもしれないと言う事だ。
 TPPはやっぱり反対しなければ!!
13.2.26 (火)

 世論調査

 今日の新聞に大阪府の世論調査が載っていた。残念なことに、桜ノ宮高校の対応を評価するが68%とあった。
 アピール性のある問題提起が 大阪府民に功を奏したものと思う。しかし本質的な問題再解決にはならないだろう。
 原発問題にしてもどんどん変わるし、橋下市長は自分が目立てばいいだけで本質的な解決は考えていないからだ。
 それでも支持されるというのが残念でならない。それが維新の支持にもつながることになる。
 参院との兼職には59%が反対している。これに対してがまたまた「問題があるなら選挙で落とせばいい」と居直っている。
 問題があるときその時に選挙ができればいいが、そんな事はできない。ずっと後になってからしかできないので、次の選挙に出なかったら何にもならない。結局問題があっても やり得と言う事になってしまう。
 橋下市長は自分の都合の悪い事にはこの居直りが多い。問題があってもやり得にしてしまおうとしているずるいやり方だ。

 この世論調査でもわかるが大阪ではまだまだ橋下市長と維新の会の支持が強いと言う事だ。それにしても18日に書いた小学生の自殺に対する市長のコメントがない。マスコミはどこへ行ったのか?
13.2.19 (火)

 教育長

 新聞に「大阪府の教育長を中原徹氏に」と載っていた。中原氏は橋下市長の友人で民間から校長になった人だ。そして卒業式で先生が「君が代」を歌っているか口元をチェックした人だ。
 橋下市長は「教育委員会制度を一から考え直さないといけない。政治を遠ざけた結果が大津市教委だ」と主張していた。
 確かに今の任命制の教育委員会制度には問題はあるが、それは歴代の自民党政治が変質させてきたからだ。もともと教育委員は公選制だった。今みたいに任命制にしたのは自民党だ。
 今の教育委員会制度で市長が教育委員会を有意義なものにしようと思ったら、素晴らしい人を選んで常勤にすれば有効な教育委員会になる。
 実際今の大阪市の教育委員は6名中2名は 橋下市長が任命した人だ。またあれだけ公募公募と言っているのだから、民意を反映するために教育委員を公募にすればよいのだ。
 橋下市長は今のままで改革できるのにそれをしないで もっと自分の思うままに教育界を牛耳るために制度改革を言っているだけだ。

 教育委員会が政治から独立しているのは、教育が政治の道具になった戦前の反省からであって、それを戦前の状態に戻そうとするのは 危険な動きなのだ。
 今は 教育委員会の公選制⇒任命制⇒首長の思うまま という道筋で最後の過程に入っている状態なのだ。政府に制限をかける憲法が、国民に制限をかける憲法に改められようとしている現在、 大阪がさきがけとなり首長の思うままに教育がなされたら大変怖いものになる。
 7月の参院選では自民党がまた大勝するであろうから、維新も含めると憲法改定派の議員の数が2/3以上になる。だから憲法は戦前の大日本帝国憲法と同じになる可能性が大きい。
 公明は反対しているがどうなるか。戦前のような世の中にならないためには公明頼みであることが心もとない。話は横道にそれたが、このように大阪の動きは大変危険な動きなのだ。

 教育が時の権力者によって左右されるのは防がなくてはならない。
 教育委員会は公選制、常勤そしてダメな教育委員がいたらリコールできるようにしたら、今よりもっといい教育委員会ができるであろうと思う。
13.2.18 (月)

 小学生自殺と

 土曜日の新聞に大阪府の小学生が自殺した事が載っていた。自殺の理由は「学校の統合」に伴う廃校が原因だそうだ。
 自分の通っている学校が廃校になることに 反対して、自分の命と引き換えに廃校をストップして欲しいと遺書に残してあったらしい。痛ましいことだ。
 この件に関して橋下市長はコメントしていない。いろんなことに口をはさむお方なのに どうしてだろう。府が絡んでいて、不利だからコメントしないのか?

 桜ノ宮のバスケ顧問が懲戒免職になった。新聞に顧問と自殺した生徒とのことが載っていたが、それを読んで ブラック企業や企業の追い出し部屋を連想した。
 体罰とか暴力とかの問題ではなく、ブラック企業が会社員を追い詰めて自殺に導く過程と同じだと思った。もっともっと根の深い問題だ。
 弱者虐待が蔓延している、日本の政治体制と政治権力と日本社会の現状の一部分だと思う。
13.2.12 (火)

 いろいろ

 先週1週間は原発関連で腹の立つことがいろいろあった。東電のウソ2つ。規制委員会の情報もらし。中国軍の自衛隊の船へのレーダー照射について今になっての公表。
 そして今日、大阪市の教育委員会の顧問に日本女子バレーボール前監督がなったということが報道されていた。橋下市長がまたまた話題つくりをしている。話題つくりのうまさは 格別だ。そしてこれはただそれだけに終わる。高い税金を払って。
 夜回り先生のブログに、桜ノ宮高校の事件の解決には

 @ 実態の解明  
 A 原因の追究、背景の考察  
 B 再発防止策の策定  
 C 関係者の処分
 というプロセスを踏むと考えます 

 とあった。 これは読者からの投稿で水谷先生も同意しておられるものだが、今のところどれもあまり進んでいないように思う。この件もBに当たるのだろうが策定にも何もなっていない。そのための準備だというのだろう。 ただ有名な人を入れたら解決してくれるように錯覚しているのではないかと思えてしまう。
 再発防止策の策定としてか入試の中止があったが、これに脚光が当たり@Aの追及がうやむやになったきらいがある。 市長は自分に情報が集まっていると言っているが、それを公開しないで自分の都合のいいように使っているように思える。
 ビッグネームで話題を集めるのでなく、大津のようにきちんと取り組み公表すべきだ。
13.2.11 (月)

 連休

 この連休は行動した。10日は京都へ国立博物館の仏画の見学。何もわからない私でも中々のものだった。

 11日は和歌山の竜門山に向かう。しかし時間が遅かったので、途中にあるパラグライダーのテイクオフ場所まで登った。
 昔ここで飛んでいた私にとっては懐かしい 場所だ。風が強くて安定しないために、パラグライダースクールの講習はなかったが、パイロットの人たちが何名かやってきてテイクオフしていった。
   テイクオフで待つ人たち
   テイクオフから見た景色
   ランディングでパラグライダーの立ち上げ練習をする人
13.2.4 (月)

 醜い橋下市長

 毎日新聞東京版の「体罰問題で入試中止」という鳥越俊太郎のコメントに対しての反論の中で「入試を中止したのは、教育委員会であって私じゃない」 とツイートしたらしい。
 入試中止に対して批判が出たら、人の責任にしてこのコメントをすると予想していたが、予想通りの反論をするとは。私に予想される通りとは橋下市長もしれたものだ。
 それにしても人のせいにするとは醜い。
13.2.1 (金)

 中国からの汚染物質

 昨日今日汚染物質についての報道がある。今日の新聞にも載っていた。報道が遅すぎる。北京が大気汚染で大変だという報道があった時から日本への影響を 報じるべきだった。今もチチンプイプイでやっていた。
 インターネットに知らせているサイトがある。知っておくのもいいと思う。そこには次のような事が載っている。

 次がそのサイトだ。大気汚染サイト
 左のほうにある「大気汚染粒子」のところをクリックすると3時間ごとの様子が地図で表される。