日々雑感

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17. 9.26(火)

安倍首相が解散表明

昨夜、ついに安倍首相が衆院を解散する旨を発表した。
正式には28日の臨時国会冒頭での解散になるが、衆院解散は決定だろう。
首相が解散の胸を発表した時、後の質問で外国のメディアだったと思うが、北朝鮮危機で、「トランプ大統領が『アメリカが北朝鮮を完全に破壊する政策しか無いかもしれない』と発言したがこれは『日本をより安全にするのでしょうか?それとも日本人の安全性はきつくなるのでしょうか』」と質問され、これに答えず「アメリカの立場を一貫して支持している」と答えた。
これこそ安倍首相の真骨頂「誤魔化し無視の術」、まともに答えられないから誤魔化すしかないのだ。
あほらしくて後は聞かなかった。
この解散は、国難突破解散だと言っているが、森友加計からの逃げ、そして森友加計隠し解散であることは明らかだ。

この表明の前に小池都知事が新党を発表した。TVは今日これで持ちっきりだ。
これで野党共闘が危うくなったと思う。
ただ、新党が地方まで候補を立てられるかが焦点になるが、先日の大阪北部での新党候補は全敗したことは何を表すのだろうか。
小池人気といえども田舎までは立てられないだろうと思うから、そこでの国民連合・野党共闘が出来るかがカギだ。
でも、民進党も野党は一人に絞らないと勝てないと分かっているから、案外共闘は成立するかもしれない。
さてどうなることか。

17. 9. 16(土)

北朝鮮がまたまたミサイル発射

15日朝、北朝鮮がまたまたミサイル発射した。
時間系列は
6:57頃 発射
7:01頃 Jアラート発令
7:04頃 日本領域に入る→領空ではないので正しくは日本上空に入る
7:06頃 日本領域を出る→領空ではないので正しくは日本上空を出る
7:16頃 着水
ミサイルは襟裳岬の上の宇宙を通過したが、Jアラートが鳴ったのは北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県だったらしい。

昔はこんなに騒がなかった。
北朝鮮をこんなに非難するのはどうしてだろう?
ミサイルを打つからなのか。
日本の上を飛ぶからなのか。
ミサイルを打つからだったら、韓国も報復のために9/15にミサイルを発射している。
でも、北朝鮮はこんなに非難されて、韓国は非難はされずお構いなしだ。
ミサイルを打つからだったら、どちらも非難されないとおかしい。
日本の上を飛ぶからだったら、ミサイルが飛んだ800kmは人工衛星よりも上を飛んでいる。
宇宙を飛ぶことが非難されるのだったら、人工衛星も非難されなければならないと思う。
今もTVの日曜特番でミサイル発射についてやっている。
韓国では平常通りの放送らしい。冷静に対応しているようだ。
日本だけが大騒ぎしているように思える。
そして、 どうも北朝鮮だからミサイルも核もダメだと騒いでいるように聞こえる。
それはおかしい。
どこがやってもダメなものはダメ。
ダメなことをしたら批判されなければならない。
日本が騒ぐのは別の目的があるような気がする。
Jアラートにしてもそうだ。Jアラート発令から5分後には日本から出て行っている。
日本をねらっているわけでもないのに大騒ぎし、我々国民は5分で何ができるのか。
放送でもあったが市民は避難していないし、無視の状態だ。
危険が迫っているわけではないのだから、韓国のようにTVでミサイルを発射した事実を放送するだけでよい。
電車を止めることも無く、学校を休校にしたり遅らせたりすることは無い。
北朝鮮は自分からアメリカを攻撃することは絶対にないと思う。攻撃すれば確実に破滅することは誰にでも分かっている。
アメリカが先に攻撃すると北朝鮮は反撃してくることも明らかだ。
そうすると日本にはアメリカ軍基地があるから一番危険だ。
だから安倍首相はアメリカに攻撃しないで対話することを説得すべきだ。
しかし、安倍首相のしていることは反対の事ばかりだ。
この事から安倍内閣は本当にこの危機を解決するのではなく、支持率を上げるために利用しているようにしか考えられない。

17. 9. 5(火)

北朝鮮が水爆実験

天木直人氏によると、
毎日新聞紙上で元内閣官房副長官補の柳沢協二氏が次のように語っていたらしい。

「日本が考えるべきは「ミサイル発射に備える」事ではない。「ミサイルを撃たせないことだ」と。
そのためには、北朝鮮が核を使う動機をなくさなければならないと。
それは北朝鮮の体制を武力で崩壊させることはないという保証を与えることだと。
この「安心の供与」は決して弱腰な戦略ではないと。
いまこそ米朝の緊張緩和に向けて、日本は働きかけるべきであり、外交・安全保障上の目標もそこに置くべきであると。」

全くその通りだ。
これはミサイル発射についての事を言っているのだが、核実験についても同じことが言える。
核実験は非難されることだが、北朝鮮が核を使う動機を取り除けばいいのだ。
北朝鮮はアメリカと対話して体制の安泰を図りたいのだ。それを、圧力をかけて危機感をあおり無理やりやめさせようとしても止めるはずがない。
柳沢協二氏の言うように「米朝の緊張緩和に向けて、日本は働きかけるべき」だ。
安倍首相のやることは逆の事ばかりだ。
北朝鮮問題をあおって、支持率を上げることしか考えてないからだろう。
馬鹿げている。

北朝鮮はアメリカを攻撃しないし、アメリカは北朝鮮を攻撃できないであろう。
勿論北朝鮮は日本なんか相手にしていないのは明らかだ。
北朝鮮はイランのようにならないために、ミサイルと核の開発をしているのだから、どんなに圧力をかけられても開発は止めないだろう。
また、北朝鮮の体制を武力で崩壊させることはないという保証を与えても、イランの例があるからミサイルと核の放棄はしないであろうと思う。
ただ心配なのは、北朝鮮に対しての制裁措置が行き過ぎて北朝鮮が本当にせっぱつまってきたら、戦前の日本のようにやけっぱちになって攻撃に出るかもしれないことだ。
戦争になれば、当然日本にあるアメリカ軍基地は攻撃されるから、大きな被害が出ることになるのは火を見るよりも明らかだ。
この点からも「米朝の緊張緩和に向けて、日本は働きかけるべき」だ。