日々雑感

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17. 8.30(水)

北朝鮮ミサイルとJアラート

昨日5:58に北朝鮮がミサイルをまたまた発射した。
4分後の6時2分に「Jアラート」によるアナウンスがあったらしい。
6時5〜7分頃には、ミサイルが北海道上空を通過していたとのこと。
安倍首相は会見で「発射直後から北朝鮮ミサイルの動きは完全に把握していた。国民の生命と安全を守る万全な態勢を取っている」と胸をはっていたと新聞に載っている。
また小野寺五典防衛相は昨日の会見で、「わが国に向けて飛来する恐れがないと判断した」とはっきり説明している。実際昨日のTVでは解説者の田崎氏も同じ事を言っていた。
「発射直後から北朝鮮ミサイルの動きは完全に把握して」いて「わが国に向けて飛来する恐れがないと判断し」ていたのなら、なぜ早朝6:02にjアラートを発動させて騒いだのか。迷惑も甚だしい。
9:00か10:00頃に「実は北朝鮮がミサイルをまたまた発射したが、日本に恐れが無かったので今発表しました」と言えば誰にも迷惑かけず、学校の休校や列車の運休などのパニックも起こらなかったはずだ。
また「発射直後から北朝鮮ミサイルの動きは完全に把握していた」とあるがこれは嘘くさい。
完全に把握しているのなら、どうして北海道や東北、北陸、北関東地方の広範囲で警報が鳴ったのか。北海道だけでよかったはずだ。
これはどのコースに飛ぶかはつかんでいなかった現れです。
「Jアラートは、ミサイルへの警告で使用するのはかなり困難で、事前に察知していないと、発動するのは無理」という見方が強いらしい。
今回は韓国からの情報で事前にミサイル発射を知っていたらしいのでJアラートが使用できたと言う事。
しかし、5月も今回と同じように「飛来する恐れはない」という認識を持ち、破壊措置を行わなかったのに、今回だけ、全く役に立たないのを承知で、Jアラートを発動したのだ。
安倍首相は官邸に到着したときの会見で「我が国に北朝鮮がミサイルを発射し」などと発言もしているらしい。
いったいなぜか。
考えられることは、森友、加計問題で支持率が下がっているため、今までは北朝鮮を取り上げ、国民の目をそちらに持っていくと支持率が上がったから、今回も国民の不安を煽ることにより支持率の回復を狙ったとしか考えられない。国民を馬鹿にしている。
北朝鮮がミサイル発射で明らかになったことは、100億円以上の予算がつぎ込まれてきたJアラートが無駄な買い物だったこと。

また天木直人氏は次のように述べている。
「北朝鮮のミサイルは、発射からわずか10分ほどで日本を飛 び越して2700キロ先の太平洋に着弾した。
もしこれが日本を狙ったものであれば、着弾まで5分もかからないだろう。
本気で日本を守ろうとするなら、真っ先に、北朝鮮がミサイルを発射した直後に、日本海に配備されているイージス艦から撃ち落とさなけれ ばいけない。
しかし、それをしなかった。いや、出来なかった。
そうであれば、日本の本土に着弾する直前にPAC3で撃ち落とすしかない。
しかし、PAC3は射程可能距離はわずか数十キロだ。
北朝鮮が標的とする場所に常時配備していない限り撃ち落とせない。
しかしPAC3は自衛隊駐屯地に置かれたままだった。
このPACの役立たずにはおまけがついている。
北朝鮮がミサイル発射を行う前から、米軍基地内でPAC3の発射訓 練が予定されていた。なぜ米軍基地内での訓練が必要だったのか。
それは米軍の指導が無ければ自衛隊だけではPACは使えないからだ。
ところが、北朝鮮のミサイル発射の情報を受けて、米軍の司令官が訓練を欠席したという。これではPACは必要な時に使えない。
おまけに自衛隊の司令官が堂々と認めている。
まさかこのタイミングで北朝鮮がミサイルを発射するとは思わなかっ たと。
これはPAC3など、はじめから使えないことを自衛隊担当責任者がみずから認めたということだ。
イージス艦でもPAC3でも日本を守れない。
つまり日本のミサイル防衛システムでは日本を守れないとうことだ。
これは素人でもわかることだ。
安倍首相の安全保障政策は根本的に見直さなくてはいけないという事である」と。

そして今また陸上のイージス艦が話題になっているが、これも無用の長物で日本の防衛には役に立たないものだ。
ミサイルに発射がわかっていてJアラートが4分後に発令。ミサイル発射がわかっていなかったら何分後になるのか。8分後には日本上空を過ぎている。
アメリカを守るのか?
日本の北海道の北の方を過ぎてから迎撃ミサイルを発射するのか。とても届かない。
結局どちらにしても使えないことになり、莫大な金額の費用を日本の税金を使って支払い アメリカの企業を潤すだけになってしまうのだ。
アメリカの属国である日本の悲しい現実だ。

17. 8.17(木)

謂れのない圧力の中で

8日の毎日新聞に載っていたそうだが、「謂れのない圧力の中で」という題で、関西では有名な私立進学校の灘中・高校の校長先生が、中学校の歴史の教科書の採択に関して、色んな方面から圧力がかかっていることに対して抗議文を出している。
読んでみると、良くわかる。立派な校長先生であることもわかる。これは、みんなに知ってもらいたい内容なので、以下に全文を引用する。

17. 8.11(金)

許せない安倍内閣

昨日、長崎市で被爆者団体の代表者から「あなたはどこの国の総理か」と言われた事と、「特区提案前に官邸で加計幹部と首相秘書官が面会していた」と新聞に載っていたら、
今日は「日報問題、監察結果なぞる」と「防衛相『存立危機 可能性も』」と載っている。
あきれた事が続いている。

日報問題で稲田元防衛相が「明日なんて答えよう」と発言したというメモについて、防衛監察本部の担当者は「どういう資料を保有しているか、逐一については答えを差し控えたい」として答えをにごした。
また、メモに出てくる辰巳氏は「事実関係については監察の結果に記述されている通り。これ以上、私の立場から申し上げることは差し控えたい」とこれも答えを拒否した。
閉会中審査を始めるとき、安倍首相は「常に国民目線に立ち丁寧の上にも丁寧に説明を重ねる努力を続けたい」と言ったのではなかったのか。
この答弁のどこに丁寧な説明があるのか。
これでは安倍内閣に対する不信感はますます増大する。前回の世論調査で支持率が少し回復したが内閣改造から時間が経つにつれて支持率は下がっていくことになるだろう。
ざまーみろと言いたい。

存立危機の問題は重要な問題だ。明言を避けているが、これは北朝鮮とアメリカの戦争を避ける努力をしないで、日本がこの戦争に参加しようとしている事だ。
アメリカが北朝鮮を攻撃すれば北朝鮮は確実に日本を攻撃してくる。
日本にある米軍基地のある都市は大きな犠牲を受けることになる。
だからこの戦争に存立危機で参加するというのではなく、アメリカに絶対に北朝鮮を攻撃するなと必死で抗議するべきだ。
考える事、やろうとしていることは全く反対の事だ。
政治は危機を避け、国民の安全を守ることにある。
自民党政府、安倍内閣のやろうとしていることは全く反対の事だ。
腹立たしい限りだ。
しかし危険は間近に迫っているのかもしれない。

17. 8. 6(日)

3日、改造内閣が発表された

改造内閣が発表されたが、古い人が多くパットしたところのない内閣だ。
首相は仕事人内閣と言っているが、では今までは仕事しない内閣だったのか。
いつも国民のためにしっかりと仕事をすろ内閣でないといけないのになんという事か。
TVで恵は仕事師内閣(しごとしない、ないかく)と面白いことを言っていたが。
発表の時、安倍首相は国民に不信感を抱かせたことを反省すると言って、8秒間頭を下げていたが、具体的なことは何も言わずポーズだけで、いつものごとく言っただけで終わりだ。
臨時国会も開かないし、ニュースでも上がっている森友、加計問題の新しい事実に対して何の説明もない。本当にあきれる。
あきれるといえば、内閣支持率の世論調査だ。

改造があってからの世論調査では、
調査機関   内閣支持率   内閣不支持率
毎日新聞   35%(+9)    47%(-9)  
読売新聞   42%(+6)    48%(-4)  
共同通信   44.4%(+8.6)  43.2%(-9.9)
となっている。

支持率が軒並みアップしている。良くて横ばいであって欲しいと願っていたが、安倍のもくろみ通り支持率がアップした。
これでは国民はなめられても仕方がない。
政策の不支持ではなく、安倍首相に対する不信感からの不支持ではなかったのか。
安倍首相は何も変わっていないのに支持した国民に失望だ。
記憶にない、記録がない、説明から逃げる、誤魔化すが続けばまた支持率は落ちるかもしれないという望みを持つことしかない。
自民にとって代わる野党連合もあまり進んでいないのが心配だ。
我が選挙区でも野党連合ではなく市民連合として進めているが、まだまとまってはいない。早く仕上げないといけない。

17. 8. 1(火)

稲田防衛相辞任など

ここのところ稲田防衛相辞任や連合が「残業代ゼロ」の容認を撤回したり、民進の蓮舫が辞任したり、横浜市長選で自公が勝ったり、森友学園の籠池泰典・前理事長と妻が逮捕されたりと色々あった。
中でも、自民が次の閉会中審査に稲田元防衛相の出席を拒否したことが腹立たしい。これは籠池夫妻逮捕と同じく安倍政権の誤魔化しと逃げだ。
真摯に対応し説明するといった発言はどこへい行ったのか。
横浜市長選では民進がバラバラに候補者を応援したりとか腹立たしい事ばかりだ。
良かったことは、連合が「残業代ゼロ」の容認を撤回したことぐらいだ。