山旅のページ

10月29日から11月7日までネパールの エベレスト街道 を歩いてきました。 
2014/11/11 

エベレスト街道 を行く

カトマンズへ 

 10月29日、30日 関空からタイ航空でバンコクまで飛び、そこからカトマンズに入りました。

出発する前の天気予報ではすべての日が雪か雨だったので、バンコクからカトマンズへは飛行機の右側にエベレストの山並みが見え先ずは一安心。無事カトマンズに到着。

ホテルに着いて暫しゆっくり。

ガイドと対面の後夕食。ガイドが歓迎会をもってくれた。

エベレスト街道1日目 ルクラからパクディンへ

 10月31日 いよいよエベレスト街道が始まります。

予定ではシャンボチェまで行く。そこでエベレストを見る予定。日本を出発するときの天気予報は雪。果たして見えるのか。心配はつきない。

カトマンズの国内線ではルクラ行きの飛行機は小さく17人乗りだ。座席の指定はないので山が見える左側の席を取った。

飛行機から見える山は美しかった。

小さな飛行場を抱えるルクラの村。標高2850m。小さな店が並ぶ。いよいよここからエベレスト街道が始まる。

パクディンは標高2640mでルクラより200mほど低いが、道は上ったり下ったりでなかなかしんどかった。また道はこの地方の生活道路で、ゾッキョと呼ばれる水牛やポニイ等の混血の動物が荷物を背負って行き交っていた。

道ばたには田舎の便所や、集落が所々にある。白い建造物は村に真ん中あたりにあったように思う。

マニ石とマニ車が見える。マニ車を回すとお経を唱えたことになるらしい。マニ石とマニ車は村の入り口と出口にあったように思う。マニ石は左回りに回って歩くらしい。右回りに歩くと地獄に行くといわれている。

ここにも吊り橋がある。高所恐怖症の私にはつらい。

ルクラを出発して到着までに4時間ほどかかった。ロッジに入ってゆっくりと休む。部屋は個室。トイレ、シャワー付きで快適だ。お湯が熱くないのが少し不満か

エベレスト街道2日目 

11月1日 パクディンからナムチェバザールへ。

朝7:40分に出発。

上ったり下ったりの山道が続く。1時間ほど歩いたら急な階段が現れた。

程なく滝が見えた。8:30 ここで少しの休憩。
ルクラを出発してから道にはゾッキョの糞がいたるところにあるので、周りの景色を見ているどころではない。 また、ゾッキョとすれ違うと砂埃が舞い上がりのどが痛い。マスクが欠かせなかった。

途中の村 ベンカー で休憩。暫しのティータイム。その後、タムセルクを仰ぎ見ながらナムチェを目指す。また恐怖の吊り橋。

道は一応整備されていて、岩のでこぼこはあるが比較的歩きやすい。

エベレスト国立公園の入り口に到着し入山料を払う。すべてガイドがやってくれている。エベレストのことをサガルマタと言うらしい。ピンクの看板のビシャールというロッジで昼食をとる

ここに来るまでにNHKがポーターに取材をしている所を見ていたのだが、昼食をとっていると、横をNHKのTVスタッフと荷物運搬の水牛?が通っていった。NHKはイエティ(ヒマラヤの雪男)のうわさ話を調査しに来ていると言うことだ。

吊り橋を渡り、昼食後川原を歩く。この川原で私は高山病の初期症状が出て、手の指が痺れだした。

2重の吊り橋の下の方は、今は使われていないらしい。それで上の方を渡る。これは本当に怖かった。この吊り橋を渡るとナムチェ坂といって急な登りになるらしい。

しっかり上るとエベレストが見える初めての場所に到着。

上ではエベレストが見えることを祈りながらまた山を登る。この後、またまた私に頭痛が始まり、高山病の症状が出る。荷物を持ってもらい深呼吸をしながら歩くと少しずつ収まってきた。すると今日の目的地のナムチェが見えてきた。

ロッジについたと思ったところが、部屋にトイレとシャワーがないと言うことがわかり、ロッジを変わることになる。ナムチェの町の中を通り100mほど登ったか。

部屋の前から夕日に輝くタムセルクが見えた。

エベレスト街道3日目 

11月2日 ナムチェバザールからシャンボチェへの予定を変更。

前夜、私以外に私より重い高山病の人が出た。そのため予定を変更して、ナムチェにある小高い丘に登ることになった。ここからでもエベレストが見えるらしい。
ナムチェの標高は3450m。しかしここは3500m位はあると思う。

朝食前にご来光を見に小高い丘に登る。

天気予報は雪であったのに、実際は晴天で、ラッキーなことにエベレストが見えた。下の写真はエベレスト。

エベレストも見ることが出来たので、満足して下山しロッジに向かう。

朝食後、下山開始。

今日はシャンボチェのビューホテルまで登ってエベレストを見る予定だったが、回復はしたものの高山病が出たので、はじめの予定を変更して下山することにした。パクディンまで下りる。

8:45 出発する。登ってくるときに見えなかったビューポイントでもエベレストは見えた。途中100kgもの荷物を持つポーターとも何度もすれ違う。夕方17:00にパクディンのロッジに着く。

エベレスト街道4日目 

11月4日 パクディンからルクラへ 

7:50 に出発し、最後になる景色を堪能しながらルクラへ

ルクラへ到着し、夕食時にはポーターとのお別れ会。ポーターの若者に聞くと、このような山奥から若者は外へ出ることは少ないらしい。

13:40 ルクラに到着。エベレスト街道が終わった。

歩いた日程は予定とは異なり、3日目、4日目は下の地図の赤い線のようになった。結果としてはこれの方が良かった。

11月5日 ルクラからカトマンズへ 

さようならエベレスト街道

山に囲まれた飛行場では、きれいな山並みが見送ってくれた。

終わってみて思ったこと
①天気予報は当てにならないこと。11月は晴れているときが多い。
②カトマンズでもエベレスト街道でも砂埃がひどくマスクが必要なこと
③体調によって高山病が出ること
④食事は比較的日本人に合っていること。モモ(餃子)が美味しかった。
⑤ゾッキョなどの糞がいたる所にあるので下ばかり見ていて、景色が楽しめないこと。でも、いつも綺麗な山に囲まれていた。
⑥山のロッジは個室で、シャワー、トイレ付き。日本の小屋では考えられない設備だ。
⑦ガイドのビシャールさんとラジュウさんは細かい所に気がつく人で、いい人だった。ビシャールさんとは来年、日本の薬師岳から太郎平小屋で会う約束をした。
⑧総じてこの旅は良かった。後、カトマンズの観光が残っている。

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