日々雑感

    、          
<<前のページ(7月) | 次のページ(9月)>>
13.8.31 (土) 

 内閣情報局(NSC) 

昨日の新聞に 内閣情報局(日本版NSC)の新設について載っていた。

目的は官邸の収集機能の強化とある。そして活動は不透明で 丁寧な説明が必要と批判していた。情報の一元化と秘密保護法案の組み合わせは大変怖い。

ただこのNSCはアメリカでは失敗している。イラクに攻め入ったのも、NSC の情報収集と官邸への情報の報告が間違っていたからだ。

この間違いは構造的なもので、官邸の欲する情報だけを上げていることにあると専門家は言っている。

以前教育界でも、反対があったにもかかわらず、アメリカで失敗した「ゆとり教育」を取り入れて失敗に終わったことは記憶に新しい。

新自由主義でもそうだ。 貧富の差の拡大でアメリカ社会が破たんしている。

日本はどうしてアメリカで間違ったことが証明されていることを行おうとするのか。

本当に馬鹿げている。

今一番怖いのは、シリア状況とアメリカの攻撃、解釈改憲で自衛隊の出兵、そして内閣情報局(日本版NSC)によるアメリカの失敗のような都合のよい情報操作。 これらが絡んで不幸なことが起こるのではないかと言う事だ。

13.8.25 (日) 

 秘密保護法案 

以前に書いた秘密保全法が秘密保護法と名前を変えて秋の臨時国会に出てくることが昨日の朝日新聞に1面で報じられた。

そして、今日 社説でその危険性が延べられ、反対の立場を表した。

私もその危険性を書いたが、この法案は戦前の治安維持法に匹敵する。

福島原発に関する情報はもちろん、

安倍の講演会に原発についての質問をプラカードに書いて持っていたら、 警官に取り上げられ氏名や住所を聞かれたり、

「はだしのゲン」を見せないようにした件

あちこちの府県で教育委員会が高校の教科書採択に関して、実教出版社の教科書を使うな、と指示していること等、

「知る権利」や「知らせる権利」等私たちの基本的人権が今、少しずつ侵されている。

この法案が通れば加速して戦前の 日本にどんどん近づくことになるだろう。

解釈改憲をして集団自衛権の行使をしようとしていることもそうだ。

解釈改憲というのは私たち国民の意見を聞かないで 勝手に憲法を変えることで、これは甚だしい憲法制定権者たる国民への主権侵害、政府の越権、違憲行為なのだ。

麻生は先日「ナチの手口を見習え」と言ったが、違う意味で着々と見習って進んでいる。

戦争は一夜にしておこるものではない。少しずつ進行する。気が付いたときにはもう手遅れになっている。そのことを歴史が教えている。今が大きな曲がり角かもしれないのだ。

前回も示した資料を次に示します。

※太字の部分は付け加えました。

13.8.22 (木) 

 逆行する安倍自民 

汚染水漏れ、厚生労働省の研究会が派遣労働の拡大を提言、オスプレイを自衛隊に採用、はだしのゲンの問題、9条の解釈改憲、その他いろいろ問題が 出ているが、どれも私たちの命と基本的人権にかかわる問題だ。

厚生労働省の研究会が派遣労働の拡大を提言は「最終報告の狙いは、企業がより多くの仕事を派遣に任せられるようにすることだ。 『世界で一番企業が活動しやすい国』を掲げる安倍政権は、労働者派遣法の改正を成長戦略に明記した。」と朝日新聞デジタル版にある。

今、派遣を少なくして、正社員を増やさなければ 若者、国民の生活が安定しないことが分かっている。

しかし『世界で一番企業が活動しやすい国』と考えているグローバル企業と安倍自民は国民の願いに逆行することしかしない。

『世界で一番企業が活動しやすい国』とは、労働者の給料が安く、首が切りやすく、企業の利益が生みやすく税金がない国だ。

このような国は国民は貧しくなり江戸時代の生かさず殺さずと同じになる。

若者の生活を安定させなければ、結婚もしないから子供も産まない。日本の人口も増えない。だから景気も良くならない。負のスパイラルに入っていく。

ウハウハはグローバル企業と、一部の富裕層だ。グローバル企業と富裕層は日本に税金を落とさないために外国に逃げる。だから国は富を吸い上げられるだけで税金は反映されないから 国は貧しく、国民も貧しくなる。

私たち国民が豊かになるためには、派遣が少なくなり正社員が増え、給料が上がって生活が安定することしかないのだ。この提言は全く逆行するものだ。

汚染水漏れの対策についてもそうだ。東電に任しておかないで国が乗り出して取り組むべきであり、それも緊急を要する。ところが夏休み明けの安倍は夏休みボケかこの事には一切触れなかった。

汚染水漏れの重大さについては全く認識していないのであろう。情けないものだ。

13.8.19 (月) 

 光岳に登った。 

16日早朝に出発して、18日夕方まで光岳登山に行っていた。

長野県の飯田から入り、便が島というところまで車で行った。

登山口の易老度というところから、光岳までは9時間45分かかった。

コースは易老岳を経由して光岳に行くのだが、途中別の山に登ったので、20分ほど長くかかっている。急な坂道が延々と続き、大変しんどい登山だった。

光小屋からの景色は富士山が見えて 良かった。

下の写真は日の出前の富士山。

登山の様子は「山旅」にあります。

13.8.11 (日) 

 この1週間いろんなことがあった。 

米軍のヘリコプター墜落。原爆記念日。集団自衛権の解釈改憲への策動。秘密保全法の事もある。 その他、TPPに向けてアメリカと並行交渉をしているらしい。

大阪では橋下が高校の教科書採択の決定を高校から、市教委にするとか、市立大学の学長を市長が決めるとかバカなことを言っている。

学長を市長が決めるなどとは橋下は弁護士の免許を持っているのか疑わしくなる。これは学問の自由を侵すことで、インターネットで調べてみると、

とあり、人事権も大学にあることがわかる。私でも調べられることなのに弁護士の橋下は知っていて当たり前だ。 橋下はどうしてこうもあからさまなウソをつくのだろう。騙される人が大勢いるからなのだろうか。

単純に言うなら、国立大学の学長を総理大臣が全部決めるのだろうか。

高校の教科書採択の件も教員の採択の自由もせばめられることになり、お上の教育統制につながることになる。

自民の憲法改革案、その中にある緊急事態法の関係、秘密保全法、 麻生のナチス発言で明らかになった日本もナチスの道を目指し歩みつつある現実、集団自衛権の解釈改憲。

これらは日本が北朝鮮、戦前の日本のようになることを目指している事なのだ。

13.8. 4 (日) 

 あれから50年 

ケネディ大統領が暗殺されて50年たった。元ケネディ大統領の娘が日本の大使に就任するらしい。

50年前私が大学1年の時 京都で、近畿教育系学生ゼミナールが開催され、先輩に連れられて参加した。

1日目が終わったその夜、宿舎でのニュースがケネディ大統領が暗殺されただった。 その驚きは強く、家を離れて聞いた事もあり、物凄い印象として残っている。

その時いた小さな女の子が55歳になっていて、日本の大使に就任するとのこと。

このことを聞いて、わが学生時代を懐かしく思い出す。そして思い出したのが、私の原点である唄「子供を守るうた」だ。

この歌に支えられ、励まされた日々を思い出す。そしていま学生時代に考えていた心配が起ころうとしている。勤評は関係ないが、安倍内閣は戦争への一里塚をたどろうとしている。

子供たちを戦場に送らないために、へこたれず、あきらめず、辛抱強く頑張らねばならない。

13.8. 1 (木) 

 新聞からあきれた話題2つ

一つ目は、麻生元首相のナチスに関する憲法発言。

「ナチスは憲法をこっそり変えていた。その手口を見習わなくては・・・」

これは7月29日に講演した中で出たものらしい。それに対する報道と批判が、3日経ってやっと出てきた。新聞も野党も反応が遅い。インターネットでは早くから出ていたし批判も出ていたのにだ。

問題点は、ナチスを賛美して手本にしようとしているところ。そして、日本の憲法をこっそり変えたらいいと言っているようなところだ。

自民党多数の折から副首相辞任は難しいかもしれないが、世界に知れ渡ると、日本はとんでもない国だと思われてしまう。大きく国益を損なうことになるだろう。 報道、野党は心してこの問題を取り上げるべきだ。議員辞任まで追い込むこともあっていいだろう。

2つ目は、電気代値上げで関電黒字との報道。

昨年は、2010年並みの暑さだと 電力がパンクするから節電しようというキャンペーンを張って、原発が必要だと宣伝しようとしていた。

ところが、今年は2010年並みの暑さだというのに節電のセも言わない。 原発がなくてもやっていけることが証明されたら、原発再稼働に自民は進んでいるから、後は金もうけのために電気を使ってもらおうと節電を呼びかけない。火力発電のもとを とろうとして、値上げと電力使用の拡大を狙っている。

本当に馬鹿げた話だ。何んとか電力を自給自足できないものか。

これを書いて、UPして、インターネットを見たら、麻生が発言を撤回していた。当たり前だ。外国でも批判が上がっていたらしい。