日々雑感

                 
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14.3.28(金) 

橋下の ご都合主義  

橋下がバカなことをほざいている。

今回の選挙の結果で住民投票にこだわって、「日本人には民主主義が根付いていない。本気の住民投票を経験してもらわないと、民主主義は変わらない」と住民投票で決着をつける意向を改めて強調したと新聞にある。。

以前に「原発住民投票条例案」を住民が署名を集めて提案したとき、橋下と維新は否決した。

そして、 橋下市長は住民投票に反対する理由を4つあげた。
@投票しても関電に対する拘束力がない、
A市長選挙ですでに民意が示されている、
B単に原発の是非を問うだけに多額の費用がかかる、
C株主提案によって関電に脱原発依存を求める。

だから、住民投票は必要ないと言っていた。

当時「橋下市長が民意によって行動する政治家で、ましてや「脱原発」という考えを持っているなら、なぜ、原発の是非を問う住民投票に反対したのだろう。」と批判されている。

理由の@Cは異なるが、Aは今回の市長選挙と、前回の市議、府議選で民意は示されている。Bはそのままそっくり今回の市長選と10月にするという住民投票に当てはまる。ただし、原発の住民投票は「単に原発の是非を問うだけ」ではない。日本の未来がかかっていた大きな問題だったのだ。

「原発住民投票条例案」の時の理由なら都構想の住民投票はいらないし、都構想の住民投票がいるならば「原発住民投票条例案」のときも住民投票は必要だったのだ。

言う事がころころ変わる「ころころ王子」は今も健在だ。

住民投票は、住民が問題に対して意思を表明する大切な制度なのだが、橋下は民意、民意と言いながら、自分にとって都合が悪ければ民意を無視し、都合がよければ民意を取り上げようという、自分勝手な政治家(?)なのだ。

でも、都構想の住民投票は橋下の思うように賛成多数なのだろうか。

勿論、市議会、府議会の賛成が多数であることが前提の話だ。

でも現状ではそうはならないだろう。

14.3.25(火) 

選挙結果  

大阪市長選の結果は、まずまずの結果だった。

投票率は過去最低の23.59%で、無効票が13.53%約67000票。橋下の得票数は377472票で、有権者に対する絶対得票率は17.8%だった。

この件に関しては私の尊敬するF氏のブログ「閑人閑話 バカな市長選」(http://tajifu.blog122.fc2.com=閑人閑話)を見ていただきたい。鋭く分析されています。

選挙当日、当確が出てもみんなの前に立てなかった橋下が翌日になって、 記者会見で「都構想『住民投票する信任得た』」と厚かましくも言っている。

維新の落ち目を象徴するように府議会では新しく離党者も出て苦戦を強いられている。

でもまだまだ油断はできない。ジャーナリストの今井一氏が言うように、次回の統一地方選挙までに維新と橋下に勝てる候補者を見つけて支援することが大切だ。

今井氏たちを中心としてその動きが始まっているが、 政党間でも協力して統一候補を模索し始めたらしい。堺パターンだ。

これが成功することを祈りたい。

14.3.23(日) 

選挙  

前回書いた二宮金次郎の像は税金ではなくて寄付だそうだ。

それにしても公共の土地に今更二宮金次郎の像ではないと思う。 もっと「いこい」の広場的に出来なかったのだろうか。

それにしてもだれが決めたのだろうか。

今日は私には選挙権のない大阪市長選挙だ。投票率はどうか、橋下はどれくらいとるのかが興味がある。

落ち目と言われる維新の大阪での今の状況がわかる。大阪市民の民度がわかるというものだ。

選挙権のない私は、大阪市民の民度が高いことを祈るのみだ。

14.3.16(日) 

変な出来事2題  

@公民館で会議があった。年度末のことで来年度に向けての手続きなどの説明があった。

その中で、公民館の使用について登録制を取るとの説明。 その理由は、暴力団には公民館を使用させないため、登録制にしてチェックするためとの事。

公民館の使用は、今までは使用を申し込めば借りられていたのに、登録しないと借りられなくなりなりそうだ。

「これは市民の締め出しではないのか」と聞いてみたが「そういう事ではありません」との回答。

沖縄の竹富町の問題や、神戸市の憲法集会につき神戸市と市教育委員会に”後援”申請をしたが、神戸市も市教育委員会もこの申請を不承諾にした など、政府の思惑が地方に影響を及ぼすような何か変な動きがある中でのこと。

役所にとって都合の悪い市民の動きを締め出そうとしているように思えてならない。取り越し苦労なのか?

A公民館の茶室があった跡地に二宮金次郎の像と説明の碑が2基建造された。今頃なぜ?という思いが出た。

なぜ今このようなものが建造されたのかわからないが、二宮金次郎の政治利用は「自主的に国家に献身・奉公する国民の育成を目的とした統合政策の展開があった」とウキペディアにある。

戦前は「自主的に国家に献身・奉公する国民の育成」から利用されたのだが、今これも愛国心や、道徳教育が叫ばれる中から出てきたのではないかと邪推してしまう。

これも政府の思惑が地方に影響を及ぼす一つの表れではないかと思ってしまう。取り越し苦労であればいいのだが。

それにしても税金の無駄使いだ。学校の施設の充実に使うなど、もっと他にいい使い道だあるだろうに。

14.3.13(木) 

雑感もろもろ  

今日の新聞を見ていると、目立たないが大変なことが書かれている。

一つは年金の保険料支払い期間を延長することが検討されているらしい。

これは保険料を払う期間を延ばすと言う事で、その上貰い始める年齢も引き上げることを検討している。

根本的な年金制度の改革を考えないで小手先の事ばかりでは年金制度の将来はないだろう。

安心して老後を迎えられる日本にしないと景気も良くならないし、国民は幸福にはならない。何を考えているのか。

2つ目は教育委員会の見直し案が自公で合意とのこと。以前にも書いたが首長の意向が教育にじかに反映できるようになる。

戦前はこの制度だったことを反省して 教育の独立性を保ってきたのにだ。

ある人は「教育のNHK化だ」と言う。安倍の思う通りの教育が出来るようにしようとしているのだ。

安倍は戦後レジームからの脱却と言っているが

これは「第二次世界大戦後の「民主化」改革によって作られた諸制度、日本国憲法およびその理念の下に制度化された諸制度・体制」から脱却すると言う事であり

日本古来からの歴史を大切にするのではなくて、たかだか昭和初めから昭和20年までの日本にすることを考えている事が今までの発言からわかる。

日本にとって一番不幸な時代に戻そうとしているのだ。

勿論今の教育委員会には問題がある。

それは歴代の自民党が教育委員会を骨抜きにし弱体化させてきたからだ。これにはしたたかかな計算があって長い年月をかけて教育委員会をここまでにし、最後の詰めをやっているのかもしれない。

教育委員会をきちんとしたものにするには時間がかかると思うが、まずは公選制に戻すことから始めることだろう。

3つ目はベースアップ

マスコミはもろ手を挙げてアベノミクスの成果だと謳っているが、新聞を読むとベースアップは多くて日産の1.01%、最低で高島屋の0.12%だ。

4月から消費税が3%上昇する。これでは実質的には賃下げが少し緩和 されただけだ。ベアはやはり3%以上であるべきだろう。

で企業には復興法人税の前倒し廃止。

4月から企業の復興法人税は無くなり、儲けの2%ほどの税金が軽くなるらしい。

輸出企業はその上消費税分が輸出戻し税として3%分多く戻ってくる。

労働者には1%ほどの賃上げで3%の消費税UP。国民には「復興特別所得税」を税額の2.1%分、私の場合は年間1000円を25年間天引きされ、3%の消費税UPが待っている。

こんな不公平なことはない。ベースアップの記事に騙されてはいけない。

4つ目は心配なこと

ここのところ秘密保護法の報道が無くなっている。

秘密保護法反対、秘密保護法をなくす法律を制定する運動の報道が全くない。

東北の震災は3.11になると報道されるが、秘密保護法には記念日は無いのでだんだんと報道が無くなり、みんなから忘れられていく危険がどんどん増している。

安倍が出す危険な動きを(秘密保護法 、教育委員会の見直し、憲法問題、集団的自衛権と9条の解釈改憲、NHK問題、法制懇の問題・・・等)辛坊強く一つ一つ問題にしていかなければならない。

14.3. 9(日) 

演奏会  

昨日、公民館での合同演奏会があった。少しミスをした。それまでの練習成果が出てしまった。

今回は今までほども練習しなかったが、直前ではほぼ完璧に出来ていたので 油断してしまったのだ。

今回こそ完璧に演奏できる機会だったのに残念だ。

次回の演奏会は、5月24日(土)のすばるホールでのミュージックフェスティバルだ。次こそ完璧な演奏をしたい。