日々雑感

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15. 4.20(月) 

内申についての訂正

前回の内申について、私の勘違いによる間違いがあったので訂正する。

学テによる内申は、個人の点数をそのまま書くのでなく、前回の図にあるように学校に当てはめ、各中学校の内申点の点数分布に使われるらしい。

学テの府の平均点と各中学校の平均点を比べ、中学校の平均点の高低により、高いところは内申点の高い点が多く割り当てられ、 低いところは少なくなると言う事らしい、

また教科は5教科でなく国、数、理の3教科らしい。そして、1年生と2年生は内申には関係ないようだ。以上訂正と補足。

問題点は前回挙げたものに加え、

@学校全体の平均点によって内申が割り当てられるのなら、平均点を上げる取り組みが行われるだろう。

その過程で、学テの各学校の平均点の公表や、順位の公表の問題が出ている現在、「○○教育残酷物語」にあったような問題は起こらないのだろうか。

十分考えられるから心配だ。

A 5教科でなく3教科だけで内申点が決められる偏りの問題もある。

学テを内申に使うのでなくほかに方法は無いのだろうか。

15. 4.18(土) 

内申

先日府教委から高校入試の内申に学力テストを活用すると発表があった。

退職して10年になる私にはあまりの変化に付いていけない。学力テストを内申に使うのには問題があると思う。

昔、学力テストの点数を上げるためにいろんな不正があった。これは本にもなっている。「○○教育残酷物語」という本だ。

それが内申にと言う事になるとどうなるか心配だ。

今年から内申の評価が相対評価から絶対評価になるので本当の力が分からないと心配があり、それを是正するためにいろいろ考えられたが、 結果として学テを使うことに結論が着いたのだろう。

内申の決め方は

全国学力テストで、学校ごとの平均正答率を府全体の平均正答率と比較し、府教委が学校間の成績の差に応じて各校の内申点の平均値の範囲を決定。 学校はその範囲内に生徒全体の平均値が収まるように個々の生徒の内申点をつける。これにより学校間の成績の差を考慮するという。
朝日新聞より

これに対し

文科省は学力テストの目的について、全国的な学力の把握や生徒らへの学習指導に役立てるため 「調査の本来の趣旨を逸脱するおそれがある」と懸念を示した。

また下村文科相は学力調査の目的は全国的な子どもの学力把握や教育施策の充実などにあるとし、「(導入されれば中学の教員は)入試を考慮し、 学力調査の結果を過度に意識した学習指導を求められる」などと指摘した。    朝日新聞より

上に述べたように学テには過去に問題があったし、この発言はそれを心配しているようにも取れる。

学テが4月にあるというのも問題だと思う。

今は違うかもしれないが、中学校では10月の運動会が終わったあたりから大部分の生徒は進学に向けての 気持の体制がしっかり出てきて、本格的なスタートになっていた。

だから、進学に向けての実力テストは、10月、11月になっていたのだ。

それが4月から、また1年生、2年生のテストも内申に入れば中学校生活は 真面目で几帳面な生徒ほど入試漬けになってしまうことになる。可愛そうなことこの上ない。

大阪の中学校の先生は学テの対策に、生徒は中学生活を楽しむことなく入試に向かう取り組みのため、大変なことになるかもしれない。

あと、集団的自衛権など戦争にまつわる政治の動きとか、大阪都構想についての事とか書きたかったが、今回は断念した。

15. 4.11(土) 

憂鬱な日々

憂鬱な日が続く。新聞を読んでも気分が晴れない。

昨日の新聞には、「総裁選無風」「首相の発言追えぬ野党」「国旗国歌「国立大」も」そして「日米防衛指針」とある。

日本の右絵の急旋回が加速するが野党にも止める手立てがない状況。

今日の新聞には、「自民個別の番組に注文」「戦後50年と70年で、多少いうことが違うのは当然」とある。

安倍首相のやりたい放題が続く。

昨日今日の新聞は、安倍内閣は「大学の自治への介入をする」「自衛隊は地球のどこまでもアメリカのために海外派兵する」「報道への介入をして自分の思うように使う」「戦争の反省の談話はしないで誤魔化す」という宣言が出たということだ。

経済面では、今回の株価上昇は官製相場であると言われているのに、株価が2万円台になったと騒いでいる。

アベノミクスはもうだめだとも言われているのに、日銀、年金積立金運用基金、共済年金、郵貯銀行、かんぽ生命のお金をつぎ込んだりしている。

株が暴落したら財源はどうしてくれるのか。

安倍首相は日本の道を誤らせること間違いなし。

15. 4. 6(月) 

選挙が始まった

府議会選挙は無所属、維新、共産の対決で2名の当選だ。どうなるか。いつもどうりの無所属、維新か。

と思っていると、どこかからかアンケートの電話がかかってきた。初めて答えた。妙な気分だった。

維新の国会議員が予算の採決をさぼって旅行したとかしないとかでマスコミをにぎわしていたから大阪都構想の反対が増え、賛成が減ったと報じている。

府民の私としては都構想は関係ないが、維新に陰りが出たのは大歓迎だ。

安倍首相に打撃を与えるためにも、自民、公明、維新には負けてほしいと思う。ただそれに代わるの受け皿が共産だけなのが残念なことだ。

我が選挙区は前述の通り可能性が低い。大阪府全体としては公明、維新は減る可能性はあるが、自民は増えるかもしれないのが複雑だ。