日々雑感

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15. 6.28(日) 

自民勉強会長に処分 

自民の勉強会での発言で勉強会の会長と、危険な発言をした議員が処分された。

前日、国会で民主党の議員からの質問に安倍首相は 「報道が事実なら大変遺憾だ。(勉強会は)党の正式会合ではない。有志の会合だ。発言がどのように報道されたかは確認する必要がある」

と言って、謝りもしないし、そのような発言があったのかどうかを確認してくれという意見を無視していたのに今日の新聞には「処分」と載っている。どういう事だ。言う事とすることが一貫していない。

安倍首相は、首相であると同時に自民党の総裁でもある。その自民党が処分をしているのだから、総裁が謝るべきだ。

そして、「発言がどのように報道されたかは確認する必要がある」というのは中身の重大さよりも、発言が漏れた方に注意がいっている。

それは「私的な会合で言ったことが外部に漏れたことが許せない、誰が漏らしたのか、また報道機関が不正に情報を入手してないか調べ上げてやる」という意味でもある。

この考え方も大きな問題だ。

処分はこの問題を早いうちに幕引きしようとしているのに、安倍首相はぐだぐだ言って謝らないだろう。そして国会を自分で泥沼にはめて空転させ、切れてしまって強行採決に進むのだろう。

ただ、この問題が幕引きされて早いうちに決着がついたとしても、安倍内閣のこの体質は変わらず危険極まりない。

マスコミへの弾圧、懐柔はこれからも続くので、反対の声を上げ続けなければならない。

15. 6.27(土) 

自民勉強会に思う 

自民の勉強会で「マスコミを懲らしめる」とか「沖縄2紙をつぶさなあかん」という発言が出たと報じている。一つはNHKの委員だった百田尚樹らしい。

この発言に沖縄2紙が次のように抗議している。

赤い下線の部分を読んでナチスに関する次の事を思い出した。

今の日本では、ヘイトスピーチをはじめとしていろんな面での攻撃が出てきている。最近話題になったアイドルグループ(制服向上委員会)への市の後援拒否などもその一つだ。

私たちは、戦争法案を始めとして、「ある宗教家」のような反省をしなくていいように気を付けて、抗議の声を上げていかなければならない。

15. 6.19(金) 

悲しくなってくる 

憲法学者の「安保法制は憲法違反」の発言以降、野党は自民党を追求している。しかし、答弁に立つ安倍首相や、中谷大臣は質問に正面から答えないで違う事を答弁している。

新聞には「すれ違う議論」などと書いているが、良く言うと質問に対する答えを答えられないので逃げている。悪く言うと質問を無視して自分の言いたいことだけを言っている。

これを見ていると安倍内閣は、「自公の議員の数が多いから野党が何を言っても『戦争法』は衆院を通過する」とタカをくくって無視しているように思える。

言い直せば、国会での質問は国民の質問でもあるわけなので、国民を馬鹿にしている事なのだ。

でも、腹が立つよりは、こんなのが首相や大臣をしていることを思うと悲しくなってくる。

また、こんなのを選んだのが国民だということを思うと、もっともっと悲しくなる。

15. 6.11(木) 

安保法制の潮目変わる 

新聞やブログでは6月4日の憲法学者の「安保法制は憲法違反」との発言で「安保法制の潮目変わる」と報じている。

本当にそうなるのか。疑問でいっぱいだ。また、審議が大幅に遅れだしたとも報じている。遅れただけで法案が通るのならば何にもならない。

廃案にしなければならないのだ。

私は、潮目が変わってきたと報じられる前に6月7日の弁護士会主催の集会とデモに参加してきた。

それは、私の学生時代に出会った「詩」と私達の先輩の先生たちが「教え子を戦争に送るな」の合言葉で敗戦後頑張ったことがあったからだ。

そして、今私に出来ることは何かを考えたとき、年齢的にはもう教え子が戦争に行くことは無いが、今の子供たちが戦争に行くことの無いようにするには何かしなければとの思いが、この集会とデモに参加することだった。

私が学生時代に出会った詩は

本当は

で 私の知っていた詩は前半だけだが、当時「しかも人の子の師の名において」が すごくショックだった。

集会は、主催者発表4000人だった。

鳥越俊太郎さんがフェイスブックで「これは僕からの提案です。7月の日曜日に日を決めて全国都道府県で一斉に統一行動を取ったらどうだろうか?『(戦争を)許さない』という簡単なしかし、断固とした統一スローガンをきめて・・・」と書いている。

私は何かしなければならないと思い、集会の参加した時、この事について府知事候補だった人に聞いてみた。今はその動きがないと言っていた。

その後、潮目が変わってきたと言う事が出てきたのだが、是非、政党でもいい、組織でもいい、この統一行動を実現してもらいたい。

15. 6. 4(木) 

あきれる事態2つ 

1つ目は、年金の情報が125万件漏れた事の発表と、マイナンバー法案の衆院通過。

2つ目は、在日米軍が30年NHKの受信料を払わず、約38億円滞っているし、それを日本政府は何も言わないしNHKも請求していないと言う事。

1つ目の事は、年金情報が漏れたと言う事を聞いたのは、マイナンバー法案の衆院通過後直ぐだった。
それでマイナンバー法案を通すために、年金情報漏れを隠していたなと思った。
昨日国会でも同じように考えた人がそのことを追求していた。
これが事実なら、政府はなんと卑怯なことか。しっかり追求してもらいたい。

2つ目の事は、最近NHKは私たちが受信料を払わないと、裁判にまで訴えて払わせようとしているのに、在日米軍には38億円の滞納を請求しないのはどういう事なのか。
アメリカには何も言えない政府、NHK。常々思っているが、まるで日本はアメリカの植民地だ。

本当にあきれるばかりだ。あきれるだけではいけないのだが。