日々雑感
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15. 9. 20(日) |
安保法案が成立した今日の新聞に安保法案が成立した事が載っている。 18日の25時ころ福山議員の反対演説を頷きながら聞き、風呂に入り、出てくると小池議員の演説が始まっていた。
安倍が強行しようとしている戦争法案ですが、これに賛成という人々は、本当にこの法案の意味がわかっているのでしょうか。 納得できる部分が多い。 日本がアメリカに守ってもらうというのは今の安保条約で成り立っている(本当は1義的には先ず自国で守ることになっていて、守ってもらえないのだが)。 このような法律が出来てしまった。 これに対し、共産党が「国民連合政府の実現」を呼びかける声明を発表している。 |
15. 9. 14(月) |
安保法案について(終)安保法案について書き始めてから、国会で色々なあきれる情報が出てきている。 安保法案は憲法違反であることは勿論だが、安保法案の必要性は安倍首相の初めの説明で朝鮮半島の有事の時、アメリカの艦船に日本人が乗っている場合についてあったが、これはアメリカは軍艦に民間人は乗せないと否定され根拠を失った。 安倍首相にとって安保法案の必要性はどこから出てきたのだろうか。 となっている。 安保法案については@BCGKは関係ないですが、ADEFHIは今回の安保法案にそのまま入っています。 安保法案は18日に採決されると言われている。それに向けて反対の行動が盛り上がっている。 |
15. 9. 9(水) |
安保法案について(6)今回は「後方支援」について 「後方支援」は「国際平和支援法」「重要影響事態法案」の中で規定されており、武力行使をしている米軍などに対し自衛隊が補給や輸送などの「後方支援」を行うことを定めています。 この中には、自衛隊の活動は「非戦闘地域」に限るという従来の「歯止め」をなくし、戦闘が発生する可能性のある地域(戦闘地域)でも「後方支援」をできるようにする重大な変更が盛り込まれています。そして、今まで時限立法の特措法だったのが恒久法に変わっています。 まず、時限立法の特措法だったのが恒久法に変わっている問題点は、時限立法の特措法だと、その時その時に問題点を吟味し検証でき、国会で事前承認できるが、恒久法だと事後承認になってしまい間違いを犯すことにつながる。 内容については、先ず前提として安倍首相は「日本が後方支援をする対象たる前線の武力行使が、『国際法上適法なものであることは当然に必要である』」と答弁しているが、この法案には適法性が明文化されていません。 アメリカのイラク戦争のように「国際法上違法なもの」であっても後方支援は可能なものとなります。 だから、後方支援の対象が「国際法上明らかに適法である」といった文を法案に書き込むべきです。 また国際平和支援法には、「後方支援のための活動が他国軍の武力行使と一体化し、憲法に違反することを避けるための規定も設ける。自衛隊の活動地域が戦闘現場に変われば部隊が活動を休止したり、退避したりすることで一体化を防ぐ。」となっているが、戦闘現場に変われば本当に活動を休止できるのか。 後方支援活動中と言う事は、何もない中で自衛隊が物資を運んでいる所を攻撃されるのだから他国軍は応援してくれない状態が考えられる。 そんな中で攻撃されているのに「活動を休止し」何もしないならば自衛隊は大きな危険にさらされる。また、「退避したりすること」も出来ない。 戦争の場合、補給路を断つことが戦争に勝つための手段だと言う事を日本は第2次世界大戦で嫌というほど経験し、犠牲を出している。 だから後方支援の、物資運搬(兵站)が一番危ないことは素人の私でも分かる。「自衛隊の活動地域が戦闘現場に変われば部隊が活動を休止したり、退避したりすることで一体化を防ぐ。」など出来ないことは明らかだ。 今まで述べてきた法案は、憲法違反であるとともに、どれもこれも現実には破綻しています。アメリカのために自衛隊を危険にさらすものでしかありません。そして、将来徴兵制(経済的徴兵制も含む)になった時、この危険が一般国民に広がります。「貧乏人は自衛隊に、金持ちは家でのほほんと」と言う事になることになります。 「安保法案」は絶対成立させてはいけない法案です。 |
15. 9. 3(木) |
安保法案について(5)今回は「駆けつけ警護」についいて 「駆けつけ警護」とは「PKOで活動中の自衛隊が、他国軍やNGOなどの民間人が危険にさらされた場所に駆けつけ、武器を使って助けること。」 で「反撃する相手が国にあたる組織となるおそれがあり、政府は憲法解釈で禁じている海外での武力行使につながる恐れがあるとする。いまのPKO法の武器使用基準では認められない。」となっていた。 これを今回の「安保法案」で出来るようにすることになる。 ここで問題は、政府は「駆けつけ警護」をしたとしても「武力行使につながらない」と言っている事。「他国軍やNGOなどの民間人が危険にさらされた場所に駆けつけ」 武力攻撃を受けている中に飛び込んでいくのだから、「武力行使」をしないでどうして助けるのか。誰が考えても戦闘になることは明らかだ。 自衛隊員のリスクは変わらないと言っているが、危険を増すのは自明の理だ。 また、NGOで頑張っている今野さんという人が、「駆け付け警護」で「本当に私は救出されるのか?」と疑念を抱いている。もし自分が誘拐され、自衛隊が救出に来た場合、起こりうるのは以下の3パターンと言っている。
そして、NGO職員は一様に「自衛隊が来れば、逆に自分たちは殺される」、「地元民も殺される」「報復で日本本土でもテロが起きる」と反対表明している。 もし誘拐されたら、シリアの後藤さんの件でも明らかなように政府には救出の意思はないが、自衛隊が行ったら@ABのどれかで、誘拐された人を救出できない。 なぜなら、情報と武力をもっているアメリカでさえ救出できないからだ。 誘拐されたら、地元の有力者に救出の交渉をしてもらうのが一番可能性が高いし、実績もあるらしい。 その前提として、日本が今までのように戦争をしない国だと信頼されている事だそうだ。 だからこそ現在NGOの人たちは安全でもあると言う事なのだ。 結局、自衛隊を派遣するためにNGOがダシにされているのだ。 「駆けつけ警護」というのは、違憲の軍事活動拡大がねらいでしかない。 |