日々雑感

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16. 1. 28(木) 

沖縄 

今、ニュースでは甘利大臣の事が大きく取り上げられているが良くわからないのでとりあえず沖縄について書く。
 先の日曜日は沖縄宜野湾市の市長選挙だった。しかし、知事の翁長氏が推した候補が敗れ、安倍自民党が推した候補が当選した。
 報道では、当選した候補は、基地移転問題については一切触れなかったと言う事だ。
翁長氏が推した候補の作戦負けとは言え、ある面では基地移転が認められたことになる。
安倍自民は選挙前には負けるかもしれないので選挙と国政である基地移転は関係ないと言っていたが、認められたという線で進むことになるだろう。
それにしても、沖縄の人は基地が減らなくてもいいと思っているのだろうか。分からない!

この前日、「標的の村」という沖縄の映画を見た。
題は知っていたが、どうしてこんな題を付けたのだろうと疑問に思っていたのだが映画を見て納得がいった。
ベトナム戦争の時、アメリカが訓練のため沖縄に「ベトナム村」を作って、沖縄の女の人や子供を「ベトナム村」に駆り出しベトナムに見立てて標的にし、戦闘の訓練をしたと言う事だ。
勿論男の人にはベトナム軍の役割をさせて戦闘の訓練をしたと言う。だから標的の村。
また、現在では オスプレイが沖縄の村々を敵に見立てて標的にし、低空飛行の訓練をやっていると言う事だ。
だから今も「標的の村」が続いている。
基地があるため、これまでも沖縄ではいろんな問題が起きてきた。そして今も続いている。そのような事を教えてくれた映画だった。
この映画は、沢山の本土の人が見るべき映画だと思う。私を含めて、沖縄の事をあまりにも知らな過ぎると思った次第だ。

この映画を見た後に選挙の結果を見たので、沖縄の人は何を考えて安倍自民の推す人を選んだのか知りたいと思うのだ。

16. 1. 11(月) 

核実験から 

北朝鮮が「水爆実験を行った」事が報じられている。だが水爆実験ではないという見方が広がっている。
 水爆実験であろうとなかろうと核実験は断固として非難されるべきである。また核を持っていない国だけが批判できるのだ。
 アメリカをはじめとして核を持っている国が批判する資格は無い。核を廃絶してから言えと言いたい。
 ところがこの件に乗じて安倍内閣は危機を煽り、憲法改定を強調している。その中で昨年11月に言った「緊急事態条項」がまた取り上げられている。
 この「緊急事態条項」は2012年に発表された自民党の憲法改憲案にある内容だ。そして、危険極まりないものだ。
 詳しいことは金剛9条の会にあるので見てほしい。
 今年7月にある参院選では自公+維新+・・・の与党には2/3を取らせないようにしなくてはならない。
 まず憲法改悪、安保法制を止めさせることが大切だ。

16. 1. 5(火) 

国会が始まった  

1月4日、新年早々国会が始まった。翌日の今日の新聞には1面に載っているとはいえ小さく取り上げているだけ。
昨年後半にあれだけの問題を抱えており、臨時国会を開かず今国会に臨んだのに所信表明演説(?)でも取り上げず、新聞もそのことを報じない。どうなっているのか。
安倍首相は、外交報告、補正予算、伊勢志摩サミット、外遊で時間を取り、新年度予算は野党の追及を短時間にして逃げようとしているようだ。
この国会で野党は逃げを許さず、安保法制、TPP、沖縄問題、原発の再稼働、安倍の経済政策の新3本の矢、一億総活躍、慰安婦問題の合意内容・・・等の大きな問題を追及していくべきだ。
私はかねがね、野党はなぜ同じ質問ばかりして深く追及しないのかと苦々しく思っていた。天木直人氏は、この追及でも野党は共闘すべきだと言っている。
そうだ。天木直人氏の言うように野党が共闘して質問を分け、しっかり時間を取って追及すれば安倍政権を追い込むことが出来るのではないかと思う。
ところが天木直人氏はここで野党には期待できないと言っている。選挙で共闘できない状況なのにどうして国会質問で共闘できるのかと。
国会は1月いっぱいは補正予算で終わりそうだ。だから新年度予算は2月からになりそうなので、国会質問での野党の共闘に声を上げれば実現するかもしれない。まだまだ時間はある。
選挙共闘同様、国会質問での野党の共闘に声を上げようではないか。