政権「9条は核禁止せず」
政府は1日の閣議で、「憲法9条は一切の核兵器の保有および使用を禁止しているわけではない」とする答弁書を決定した。 これについて今日の朝日に記事が載っていた。解釈改憲に次ぐ解釈改憲。ついにここまで来たとの感が強い。 答弁書の理由は、「核兵器はいろんな発達の段階があるから、種類によって、必要最小限度のものに入り得るものもあるだろう」という岸信介首相の答弁だ。 これに対し、青井美帆学習院大教授は「憲法9条2項で戦力不保持を定めた時点で、核兵器という選択肢はないと考えるべきだ。世界的に浸透している『核兵器の非人道性』の観点から、『必要最小限度にとどまる核兵器』はあり得ない」と言っている。全くその通りだ。 しかし解釈改憲に次ぐ解釈改憲でここまで来てしまった。 どのような憲法をつくっても、私達がおかしな政治家を選んでしまっては、この例のように解釈改憲されれば元も子もなくなってしまう。 私達がしっかり政治家を、権力者を監視しなければならないのだ。
話は変わるが、日本が核兵器を持つと問題が出てくることが予想される。 現実的な問題として、日本が核兵器を持つと核兵器不拡散条約(NPT)から脱退することになる。 すると、原発の原料であるウランをすべて輸入に頼っている日本にはウランが入ってこなくなるので、原発は動かなくなる。(勿論今あるプルトニュームで5000発の核爆弾は作れるらしい。) またこの時点で今の北朝鮮と同じことが起こるだろう。今あるウランで原発は当面動くが、石油、ガス、食糧をストップされれば、日本は直ぐにギブアップとなる。石油、ガスが無くても生きて行けるが、食糧を止められたら生きてゆけなくなるからだ。 このような意味でも食糧安保が必要なのに、TTPでも食糧をはじめいろんなものをアメリカに売り渡している。今の政権は矛盾だらけだ。 このような点をどう考えているのだろうか、不思議でならない。 と言う事で、日本は核兵器は持つことが出来ないだろうと思う。
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