日々雑感

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19. 2. 17(日)

沖縄県民投票まであと1週間

沖縄県民投票まであと1週間になった。
賛成か反対の2者択一だったのが、どちらでもないを入れて3つの中から選ぶことになり、県民全体が投票できることになった。
一時は3万人の人が投票できないことになりそうだったのが、沖縄県民投票の全県実施を求めている「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表という人のハンストに刺激されて、沖縄県民投票の全県実施を求める声に呼応する声が大きくなり、自民が参加しやすくなるように3択にして沖縄県民投票の全県実施が実現した。
大阪にいる私には沖縄の状態はわからないが、是非反対が多数になり、沖縄から米軍基地が無くなって欲しいと思う。
ただ、けしからんのは菅官房長の発言だ。
結果はどうあろうと「辺野古工事進める」と言っている。
基地を作るのは止めないと言っている。
国民の声は聞かないと言っているのだ。
基地予定の海域にマヨネーズ並の軟弱地盤があって、このまま作るとすると長期間かかる上、莫大な費用が掛かるという事だ。また、専門家は基地を作るのは無理だと言っている。
なのに「辺野古工事進める」というのだ。
おそらく県民投票の投票率を下げるためだと思うが、国民の声は聞かない、こんな人が政権の中枢にいて政治を進めているというのが許せない。
同じ日に「天皇陛下御在位三十年記念式典」が行われるが、この報道がほとんどないのは驚きだ。
同じ日になったのは、政府の沖縄県民投票を国民の目から逸らそうとする目論みかと思って調べてみたら、違った。
「天皇陛下御在位三十年記念式典」が決まり発表されたのは30年10月12日、沖縄県民投票が決まったのは30年11月27日だった。

19. 2. 10(日)

色々なことが起こっている

一か月以上更新をしなかったが、この間に世間ではいろんなことが話題になっている。
1月末に通常国会が開かれ、その中で統計不正問題が追及されている。
中身は「毎月勤労統計」と「賃金構造基本統計」だが厚労省は、次の4つの不正を行っている。
(1)ルール上、全数調査すべき調査をサンプル調査に勝手に切り替える
(2)サンプル調査の場合に必要となる補正作業を忘れる
(3)すべてのデータを訂正せず18年からの訂正のみにとどめる
(4)一連の内容を公表しない
この結果、十数年間、賃金が低く算出されていたことになり影響が出ている人が沢山いるが、政府はこれらの人に補てんをするとは言っている。しかし、全ての人に補てんできるかというと問題が残りそうだ。
この間アベノミクスで賃金が上がったという事が言われていたが、統計の不正によりそのこと自体が怪しくなった。
そして、庶民の生活レベルでは給料は上がっていないと以前から言われていたが、これでアベノミクスは失敗している事が実証されたと言っても良い。
この統計不正の問題は、民主党政権の時もあったから国会として原因を追及し、2度と起こらないような手立てを考えるべきなのに、安倍政権はのらりくらりとして質問にきちんと答えることなく、はがらかし、拒否をし、誤魔化すことしか考えていない。
起こった原因は調査の人員不足があるかも知れないから、この事は形を変えて今後も続くことになるだろう。

新聞ではこれらの事を大きく取り上げているが、この陰で1月末の新聞に「米国本土を狙った大陸間弾道ミサイル(ICBM)への迎撃態勢を強化するため、米政府が大型固定式レーダーの日本配備を求める意向を持っている」と報道があった。
この報道を見たとき、アメリカが日本に地上配備型のイージス・アショアを設置したいのだと思っていた。ところが違っていた。
日本の費用でアメリカを守るための兵器を買わそうとしているのだ。
こんな事は許せない。
ところが、国会ではこの事が一つも出てこない。
この点をもっともっと追及すべきだ。

このほか児童相談所の問題、大阪都構想の問題、大阪市長「学力テスト結果、給与反映」方針問題が出ている。
大阪市の「学力テスト結果、給与反映」問題は市長はバカとしか考えられない。
方針を出す前に、専門家としっかり相談すべきだ。
一番の解決策は学校現場にもっと人員を配置することだ。
金を出さないで何とかしようと思うとこうなる。
教育に金をかけないで何とかなると考えることがそもそも間違っている。